上海、広東省 出張報告
こんにちは。Hajime-factoryです。
先日、7日間ほど中国の上海と広東省へ仕事で行ってきました。
その間、通信規制でメール、ネットなどが観覧出来ない事が多くお客様には
ご心配とご迷惑をお掛け致しました。
中国へは、メインにスケールボディ製造会社とRCヘリのメーカーへ
行ってきましたが、折角、上海へ行くのであれば海模型展覧会にも行きたいので
日程を合わせて行ってきました。
上海模型展示会の出店数は約170店の参加がありました。
その中で日本でもお馴染みのブースです。
日本のJR PROPO
人気のFORZAに空撮が可能なジンバルを取り付けてます。
スキッドはフライト中に横に跳ね上がるようになってます。
SAB
さすがイタリアです。会場内では一番目立ってました。
新作の380にも人気が集まってましたがキャンペンガールに
人が群がってました。
現在、最も注目と期待を集めているメーカーだと思います。
Walkera
Walkeraもクワッド(ドローン)のみ展示してました。
新作のH500にも多くの方が集まり期待が集まってます。
Hitec
DJI
Nine Eaglis
hpi-racing
今回の上海模型展覧会は時代の流れかドローン系が、かなり多かったです。
中には農薬散布用の大型のドローンまでありました。
上海模型展示会へは数社のメーカーと会談をさせて頂きました。
そして、上海から広東省へ移動しスケールボディ製造会社へ訪問!
訪問日は会社が休みの日に合わせて伺いました。
ゆっくり話が出来るのと工場内をしっかり見学出来るので製造会社の社長に
無理を言って休日に訪問させて頂きました。
ここの会社はスケールボディだけでなくカーボン素材を使った
様々な製品をOEMで製造してます。
日本からの依頼は、自動車メーカーのパーツやカーボンのハンドルまで
制作してました。
それでは簡単に紹介します。
中国では良くある工場団地みたいな所に会社はあります。
このビルの上半分が、今回の製造会社が所有しています。
工場内を見学しました。
下の写真のような制作フロアーが7フロアーあります。
下の写真は、全てカーボンローターの金型です。
かなりの数があります。
下の写真はスケールボディの型です。
ボディはBO-105です。
そして、下の写真は800クラスのローターの金型です。
800クラスともなると、金型も大きく重い・・・
この金型で制作したのが下の写真になります。
AH-64のローターもあります。
そして、450サイズのカーボンローター
某有名メーカーのOEMを製造されてますのでブランド名に
モザイクをかけてます。
実際に確認しましたが品質は高く、有名メーカーのOEMを
製造しているだけの事はあります。
品質管理や精度もしっかりしてます。
もちろん、一枚、一枚バランスを確認し仕訳されてます。
下の写真は、同じく某有名メーカーのテールパイプとクワッドパイプです。
また、芯の鉄パイプが入った状態です。
そして、完成したカーボンパイプ
製造マシン
このような大型のマシンが20機ほどありました・・・・
大型のCNCフライス盤もあります・・・
スケールボディのOEMの実績も多く実際にボディを見させて頂きましたが
ボディ精度、グラス品質、グラス加工技術も優れた会社でした。
そして、社長個人的にも模型製造が大好きで多くのワンオフモデルを
制作されてました。
当工房で似ている所はあり、国の防衛省を引退された方が実際に
乗られた戦闘機の模型を数多く制作されてます。
また、実際に新しい戦闘機を導入した場合に1/6の完璧なモデルの
依頼があるそうです。
下の写真は、社長個人的な趣味で制作されたEC655です。
これは、RCヘリでは無く模型になりますので飛びません・・・
その他、フィギュアや航空機のヘルメットも製造されてました。
当工房のカスタムスケールヘリの写真も見て頂きましたが
少々、顔が引きつっておりました・・・が・・・
さすが数多くの実績を作ってきた社長だけに何やら自信がありそうでした。
長時間に渡り会談と工場見学をさせて頂く中で少し遅い
昼食をご馳走になりました。
社長行きつけの家庭料理の店です。
日本人が来ると言う事で出来るだけ食べやすい物をチョイスしてくれてました。
その中で、なかり辛い「オクラ」に似た野菜の料理があったのですが
社長がお店のオーナーに「こんな辛い料理は日本人食べないぞ」と
少々、怒り気味で店主に言ってましたので「大丈夫です」と伝え頂きました。
大丈夫でした(^^)
まぁ~この時点で中国に来て4日目でしたので、あらゆる料理を食べて
慣れてましたので(^_^;)
そして、最後に、高級なお茶をわざわざご注文され頂きました。
確かに上品な味ですが・・・お茶の良し悪しが分からない私には勿体ないかと・・・
その他、中国のRCメーカーさんへ訪問しましたが想像以上の会社でした。
そこでは、専務、開発部長、営業部長などを交え
商品開発、デザイン、マーケティング、経営ビジョン
などの会談をしてきました。
拝見させて頂いた場所は、営業部、製造部、デザイン部、広報部、ショールーム
などを見学させて頂きましたが、どこも日本の大手と変わらない体制です。
ほぼ丸一日の会談でしたが大変有意義な会談が出来たと思います。
ここでも昼食を頂きました。
1500人が利用出来る社員食堂の一室にVIPルームがあり
来賓用の食堂があり日本人向けの料理を営業部長が料理長にお願いし
用意をして頂いてました。
かなり美味しかったですね。
ここに写っている料理以外にもテーブルが一杯になるほど出て来ましたが
写真ばかりを撮影するのも、あれなので撮影していません(^_^;)
その他にも数社の会社へ訪問しましたが・・・中国は広い・・・
少しの移動と聞いていても数時間、車で走りますし飛行機で2時間とか・・・
移動と訪問でかなりの過密スケジュールでした・・・
そんな中でも有名観光地へは専属ドライバーさんが案内して下さり
中国の夜景を少しの間、楽しませて頂きました。
移動は常に専属のプロドライバーさんが一緒でしたのである意味助かりました。
このプロドライバーさんは、ある大手の専属ドライバーさんで
社長の専属ドライバーは5名で組織化されており
そのリーダーをされている方が就いていてくれました。
何故、プロドライバーかと言いますと・・・
時間厳守の為なら、どのような手段でも使い時間に間に合わせる
テクニックと地理が頭に入ってます。
国の重要な会議などもあり遅れる訳には、いかないので
特別な許可もあるほどのドライバーさんです。
今回の中国訪問は、かなり体は疲れましたが
(殆ど深夜にホテルに到着そして早朝出発で寝不足でした・・・)
収穫は大きい訪中だったと思います。
スケールヘリやラジコンヘリだけでなく、ビジネス的な会談も多く
させて頂きました。そして、今回は、初回訪問ですので改めて
様々な準備をし中国に再度行きたいと思います。