KALT ヒューイコブラ
こんにちは。Hajime-factoryです。
工房に以前、お越しになられました姫路のAさんが
ボディの修正依頼で来られました。
昭和46年にカルト産業の故 沖 宏之氏がドイツの
シュリューター氏からライセンスを取得され昭和47年4月に
開発販売された時の国産RCヘリコプター「ヒューイコブラ」です。
今では非常に貴重なヘリですが当時はスケールボディと言うより
これがRCヘリコプターでした。
現在のようにフレーム構造が出来る前は、このボディの中に
メカ関係を配置するフレームを作りボディ内部へ取り付けて行きます。
当時のヘッド関係も現在のような構造では無く大変複雑な
構造で材質なども含め高価なヘッドです。
もちろん、機体もAさんオリジナルになります。
当時のRCヘリ模型と言うのは製作者が自作して
初めて完成という感じでした。
少し前も、この機体単体でフライトが出来るように
組み立てたヘリのテストフライトをしています。
この機体もフレームや機構は全て自作です。
この機体を入れると
ボディは亀裂があり穴も多数空いており劣化もありますので
全てグラスで修正し内部も補強をしていきます。
最終的にサフ状態まで製作し、その後Aさんの元で
故 沖 宏之氏の「ヒューイコブラ」が蘇ります。
当時の新品状態の写真です。
外箱にKALTと印刷されてます。
そして完成イメージはやはり
当時のカラーリングと実機の雰囲気を引き出すウェザリング塗装をし
少しパーツカスタムをして当時のヒューイコブラに仕上げて行きたいと思います。
故 沖 宏之氏の「ヒューイコブラ」とAさん、そしてHAJIMEのコラボで
実機を再現し完成したら、感動があるでしょうね~!
「ヒューイコブラ」と言えば
United States Army Aviation Museumの壁にディスプレされています。
United States Army Aviation Museumのフロアー内部には
実機を使ったジオラマ?があり目の前で見ると感動すると思います。
一度、訪れてみたいですね。
故 沖 宏之氏の「ヒューイコブラ」が蘇り大空を飛ぶ姿が楽しみです(^^)