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3Dプリンター製作パーツ

こんにちは。Hajime-factoryです。

昨日の記事に対して3Dプリンターについてのコメントがありましたので
少し3Dプリンターパーツ及びパーツ製作の事で日記に書いていきたいと思います。

ここ数年の間に高性能な3Dプリンターが比較的
安く購入出来るようになってます。

そして、性能も良くなってきてますので昔に比べると
すごく身近になりました。

もちろん、価格に比例して精度や性能も違いますし
使い勝手や機能的な部分そして完成度も違います。

一昨日、出張の時にスケールボディメーカーへ
お邪魔しましたがその時に3Dプリンターで
試作的に作られているスケールパーツを拝見しました。






これは、スケールヘリコプターのドアのヒンジパーツです。
実際に組み立てると下の写真のようになります。






こう言ったヒンジパーツは大型スケールなどにはありますが
自作出来るようになると価格面や入手面から言っても楽になると思います。

また、少量的な量産であれば可能ですし、そのヘリコプターに合った
ヒンジが製作出来ますので、そう言った面でも有利です。

精度も十分です。小さなパーツですが3Dプリンターでも製作可能です。


また、下の写真はスケールヘリコプターのドアノブパーツです。




表面は多少ノズルパターンの模様が出てますが
表面処理をすれば一から製作するより遥かに楽です。

こう言った細かなパーツなども手に入る価格で製作出来ると
なるとスケールヘリコプターのディテールアップの幅が広がると思います。

そして、まだまだ高性能、高精度で安価な3Dプリンターも
開発されて来ると思いますので様々な立体的な物が
誰もが製作出来る時代が来るのだと思います。

スケールパーツだけで無くフィギュアなども立体製作可能ですので
使いこなせれば魅力的なマシンだと思います。


ボディ加工無しで取り付ける事が出来るパーツは
3Dプリンターで制作していけば、スケールヘリコプターの
楽しみが益々増えると思います。



当工房のパーツは99%がハンドメイドで製作になります。


下の写真は、同じドアノブの部分の制作中の写真です。




そして完成した写真です。





これを更に加工してスケールに取り付けたのが下の写真です。






ワイヤーカッターやアンテナ類またワイパーなども全てハンドメイドです。












スケールヘリコプターカスタムの場合、パーツ制作だけでは
取り付ける事が出来ないのが、ボディ形状に合わせての加工です。



ボディに違和感無く取り付ける場合は、全てのパーツをボディ形状に
現物合わせで加工していきます。







ボディ加工も含め違和感無く加工し表面処理を繰り返して行きます。








そして、コックピットもハンドメイドになります。







こう言ったパーツは3Dプリンターで複製をしたいですね。
3Dプリンターを使えば実機に合わせたレバーなども製作出来ますので
スケールヘリコプターの大きさ関係なく製作が可能になります。


また、ホイストのフックなども3Dプリント出来るといいですね。









3Dプリンターならではのパーツも今後、取り入れて行こうと思います。


3Dプリンターを使いこなし更に性能が良いマシンが出てくれば
スケールヘリコプターカスタム制作にとっても幅が広がります。



Comment 2

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AIRWOLF  

No title

近年は熱溶融タイプも精度が上がってきましたね。ちょっと前まではこんな小さなサイズを作ると思いっきり形状が崩れたものが出てきましたが。とはいえまだまだ表面処理が必要なレベルですが最初から荒削りがしてあるものと思えば、手間が減ってスケールヘリ製作のスピードアップに貢献できそうです。

そして熱溶融で使うABSは強度があるので私のように部屋の中でぶつけまくる人にはアリですw
精度が良いけど非常に割れやすいUV硬化タイプはメーターパネルに良いかな。けど経年劣化で表面が溶けてこないかまだ少し心配です。

2014/12/14 (Sun) 10:36

hajime  

No title

> AIRWOLFさん

技術の進歩により安価な3Dプリンターが出てきましたので皆さん趣味の範囲で楽しんでおられるようです。
ただ、精度などを求めると、まだまだ高価な3Dプリンターが必要で
すので製品として使用するパーツには限界があると思います。
勿論、その前に3DCADも関係しますので身近になったと言っても
一般的にはハードルが高いかもしれませんね。

精度の良いパーツを量産するのであれば、金型などからレジンやABSパーツになりますので現段階では、個人的に活用という事になると思います。勿論、3Dプリンターの価格や性能にもよりますが。
また、無垢のABSになりますので大きめのパーツなどは重量もあります。
ヒンジなどのパーツや武器武装の一部パーツなどは3Dプリンターが活用出来そうですがHAJIMEのスケールヘリにおいては、やはりハンドメイドでの制作になります。
ただ、これから3Dプリンターは、まだまだ良くなってきますのでので、当工房としても視野に入れて行きたいと思います。

しかし、AIRWOLFさん色んな材料も含め詳しいですね。

2014/12/15 (Mon) 14:00

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