こんにちは。Hajime-factoryです。
先日、茨城県からHAJIME-FACTORYへお越し頂きました。
お越しになれましたのは茨城県在住のスケールヘリコプター制作に
おいて非常に優れた技術をお持ちの模型人の一人であるI.Sさん。
前日、広島県府中市にあるヒロボーへ行かれ翌日、兵庫県加古川市にある
HAJIME-FACRORYへお越しになられました。
工房に到着され早々にヘリ談義です。
その前に、地元茨城県と群馬県のお土産を頂きました(^^)
GATEAU FESTA HARADAという洋菓子店で全国でも有名なラスクのお店です。
一番左側のワインの型抜きがされた箱に入っているのはガーリックが効いた
ラスクでサクサクとしたパンの焼き菓子にガーリックは美味しいです。
確かにワインに合うかも・・・と言っても飲みませんが・・・
真ん中は砂糖が効いたラスク定番の味ですが「美味しい」
厚さや固さや甘さが丁度良く何枚でも食べれそうな感じです。
そして一番右側はI.Sさんの地元、茨城県水戸市の「茨城の銘菓 鏡揚げ」です。
こちらは、餅菓子で黒胡椒が効いたお菓子です。
ここで裏話?ですがラスクを工房のテーブルに置いていたのですが
昨日、お越しになれた、ご依頼者の方が一枚食べられ美味しいので
ガトーフェスタ・ハラダ オンラインショップで注文してました(^^)
お菓子の話題は、これくらいにしてI.Sさんとは
スケールヘリから実機ヘリまたヘリコプター業界の話まで
様々な深い話をさせて頂きました。
また機体改造や機構改造などの知識も豊富で大いに参考になる
話を聞かせて頂きました。スケールヘリコプターにおいても
衆知を集める事はHAJIMEを通してご依頼者やスケールファンの
方々へ良い機体の完成に還元出来ると思います。
制作者個人が楽しむヘリコプターと違い、HAJIME-FACTORYの
役割は依頼者がいつまでも快適に飛ばせるヘリコプターとして
制作していかなければなりません。
スケールボディの完成度だけでなくRCヘリコプターとして
可能な限り快適、安全、安心して飛ばせるスケールヘリコプター
として提供しなければならないと思います。
その為には、使用するパーツの安定性や精度、機体構造や駆動系の構造
なども可能な限り万人向けに制作する必要があります。
その為にも多くの知識や経験また試験的なテストなども必要になります。
そう言った意味でも衆知を集め多くの方のノウハウや経験を得ることは
スケールヘリコプター専門工房として非常に重要な事だと思います。
I.Sさん独自の経験や独自の体験から多くの知識をお持ちですので
HAJIME-FACTORYとしてもこの度の会談は貴重な時間だと感じます。
I.Sさんは午前10時お越しになられましたのでお昼をご一緒しましたが
お互いの話が尽きる事は無く夜になり結局この日は23時まで工房に
おられ急遽近くのビジネスホテルを確保し延泊となりました。
夜の工房内は非常に寒いのでHAJIME-FACTORY恒例?の
焚き火をして暖を取りながら話をしてました。
この時期、ご来房されたお客様が夜までいますと焚き火をするのですが
「HAJIME-FACTORYは現実を離れて来た隠れ屋的な別荘のような所ですね」
と良く言われます(笑
ここで少しI.Sさんの機体紹介です。
I.Sさんのスケールヘリコプターは良く雑誌でも紹介されています。
Bell UH-1B
全長1500mmのBell UH-1B
エンジン機を電動へ変更され様々な部分をカスタマイズされてます。
ヘッド構造、ボディディテール、ペイントワーク、スキッド、デカール
全てにおいて実機BellUH-1Bを完全再現されてます。
写真では分からないと思いますがリベットやマフラーなど一見分からない
ようなディテールも非常に精密に再現されており質感と実機感の
トータルバランスが素晴らしいです。
Aérospatiale SA 315B Lama
まさに実機のLAMAです。
この角度からの写真は言われなけれなRCとは分からないです。
全長1300mmのLAMAは電動仕様に変更されており
ヘッドはキャピタル製そしてメインローターはスケールヘリコプターにも
多く採用されているハイプロダクト製です。
ハイプロダクト製のローターはスケールヘリコプターには抜群の
性能を発揮しシナリがあるにも関わらずネジリ剛性が高いローターで
安定性と浮きが抜群に良いローターです。
ディテールも細部に渡り再現されており、ウェザリング塗装やリベット、
エンジン周り、マフラー周辺なども細部まで再現されてます。
文字に書くと簡単なのですが、このBell UH-1BやSA 315B Lamaを
完成するにはご本人しか分からないような制作や仕上げまた構造など
様々なご苦労があったと思います。完成してしまえば分からないのですが
人が見て素晴らしいと思えるスケールヘリコプターの制作には
大変な工程と時間が掛かっています。全ての制作工程と時間を
動画にすると、その拘りと難しさ大変さが分かると思います。
何度も何度も失敗したり、やり直したりして完成します。
説明しなければ分からないような工程の連続が、「感動」する
スケールヘリコプター制作の原点かもしれません。
そして、タイトルにある「模型人」とはRC雑誌のタイトルです。
I.Sさんがわざわざ持って来て下さいました。
この専門雑誌にI.SさんとI.Sさんのお兄さんが制作した
スケールヘリコプターの記事があります。
下の記事はI.SさんのSA-315Bです。
非常に詳細な記事で、ここまで一つの機体を紹介している
雑誌も少ないと思います。
写真のアングルも素晴らしく、記事全体が読みやすい構図になっており
精魂込めて制作したスケールヘリコプターの魅力を十分に引き出してます。
また説明も丁寧に書かれており大変分かりやすく尚且つ読みやすい記事です。
写真の右下に満面の笑顔で写っているのがI.Sさんです。
しかし、この記事を編集した編集者の方も大変だと思いますが
記事を提供したI.Sさんも大変だったと思います。
そして、もう一冊の「模型人」にはI.Sさんのお兄さん力作の
陸上自衛隊 TH55J ヒューズ269の記事が掲載されていました。
そして、フィギュアを配置したジオラマ・・・
総制作時間1600日
一つのスケールヘリコプターを、ここまで仕上げると言うのは
相当な時間が掛かります。
時間だけでなく知識、経験、技術、感性が一体となり初めて完成する
TH55J ヒューズ269だと思います。
細かな使用やパーツ関係そして構造は雑誌をご覧下さい。
この「模型人」という雑誌はタイトルの通り模型を作る人に
スポットを当てた今までに無いコンセプトと構想で発刊されている
雑誌だと思います。一通りの記事に目を通しましたが
読者目線、ユーザー目線の記事で構成されているように感じます。
雑誌社が作る雑誌と言うより読者が作る、ラジコンユーザーが作る
雑誌という感じで記事の編集の仕方、構成、構図含め
しっかりとコンセプトがあるように感じました。
今までに無いRC専門雑誌として、これからもラジコンユーザーが
本当に楽しめる雑誌として頑張って欲しいと思います。
HAJIME-FACTORYとしても「模型人 MOKEI-BITO」の編集や記事に
アイデアや提案なども含め助力出来るところがあればお手伝いをさせて
頂きたいと思います。
翌日、I.Sさんをホテルまでお迎えに行き朝食をご一緒し
加古川駅でお別れしました。
I.Sさん 遠方からHAJIME-FACTORYまでお越し頂き
長時間に渡り深い有意義な時間を共有させて頂きありがとうございました。
何度も「本当に来て良かった」という言葉を頂き
大変、光栄であり感謝です。
また、写真を撮影されなかったのですがI.Sさんから
「撮影してはいけないヘリもあるでしょうし、写真を見せて
伝える事が出来ない。来なければ分からない」
と言われてましたが、そのご配慮と想いがありがたいです。
そして最後にI.Sさんから頂いた「ヒロボーの吹流し」を
早々に取り付けました(^^)
もう一つ増えたら「鯉のぼり」のようになりそうです(笑
Comment 4
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hajime
No title
> こいちゃんさん
BK・・・写ってますね~(笑
このBK117C-1は全長1700mmあります。某航空機動隊のBK117になります。
実のある有意義な時間でした。
I.Sさんのエンジンから電動に変える構造的な知識など参考になりました。本気でヘリコプターに携わっている方は自分なりのアイデアや工夫をお持ちです。
10人いれば10人の工夫があります。
モーターの取り付け方法やテール駆動の方法などスケールヘリコプターに長く携わっている方の工夫や知識は、どのような事も参考になります。
スケールヘリコプターの醍醐味や感動や興奮を本当の意味で広げ、
偏った目線や価値観では無く大小問わずスケールヘリコプターを楽しむという活動を続けていかれる事にHAJIMEとしても大いに助力させて頂きたいと思います。
I.Sさんから何度も「本当に来て良かった」という言葉は心に残ります。遠方からHAJIMEに来て頂き「来て良かった」という言葉は私どもHAJIME-FACTORYにとって何よりも嬉しい事です。