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スケールヘリコプターのオークション等での購入について

こんにちは。Hajime-factoryです。

前回の日記から既に4日経過しています。
一日は早いですね・・・

ご紹介したい記事は沢山あるのですが日々なかなか更新出来ずHAJIMEのサイトやブログを毎日見て頂いている方々に申し訳無いと思います。

それでも「毎日、楽しみにしています」というメッセージを頂きますと「スミマセン・・・」という気持ちになります(汗

本日も打ち合わせ等でバタバタした日でしたが明日は出張、明後日は、ご来房のご予約、来週も遠方に出張やご来房の予約等で埋まってます。

もちろん制作スタッフは手が休まることはありません。


そんな中、先日もカスタム制作のスケールボディを持ち込みされたのですが、オークション等で購入されたスケールヘリになります。


以前にも、同じような記事


を書きましたがオークション等で中古ボディ及びスケールヘリを購入される場合、ちゃんと認識をされ気をつけて欲しいと思います。



下の写真は購入された中古ボディALIGNのAH-1W 500sizeです。








この写真は当工房内で撮影していますが一見、中古としては綺麗なボディに見えます。









そしてボディ到着後、確認しましたが電話でご説明を受けていた以上に問題があります。


下の写真は、当工房で確認し問題部分を撮影し依頼者に報告した写真になります。


※拡大されると少しは分かりやすいと思います。



※この写真以外にも破損はあります。

ボンドのはみ出し等は破損にはなりません。


この写真を依頼者に報告したのですが依頼者自身このボディを見ているはずなのですが、ここまでの亀裂、破損には全く気がつかれていませんでした。


上の12箇所の問題点について、このままフライトするには大きな問題はありませんがカスタム制作、全塗装となると亀裂関係は全てパテ修正、グラス修正、表面処理は必須になります。




そして、フライトにも問題となる大きな破損は






テール部分が完全に割れています。

手で少し広げて見ないと分からないので一見、塗装の亀裂のように見えます。

しかし、ここまで割れていると振動等の原因にもなりますしボディ強度も落ちてきます。

ここは、内側からグラスで補強してやらなければなりません。



こう言った部分は小さな写真では分かりません。


例え、売り側の説明欄に詳細な注意書きが無くても購入された側の責任になります。


これは、売る側の方も気がついていない事が多いからです。


もちろん、意図的に説明しないとなると問題がありますが中古、使用品ですので例え写真で綺麗に見えてもある程度の破損や問題点は想定して購入して欲しいと思います。


テールの割れ以外は、そのままフライトされる分には大きな問題は無いと思いますが、これがカスタム制作のベースとなりますと問題となります。


亀裂を全てパテ修正をし綺麗に処理しないと塗装した時にその亀裂が浮き出て来ます。


もちろん、割れは論外で完全にグラスで修理する必要はあります。



下の写真はパテ等で修正した後に丁寧にペーパーがけをしていきます。






ボンドのはみ出しも全て修正していきます。

一旦、パテで修正した後でペーパーがけをし、その後サフェーサーを吹きます。

サフェーサーを吹くことにより小さな亀裂が分かりやすくなります。

新たに確認出来た亀裂は再度、パテで修正します。







この表面処理のペーパーがけを徹底していないと塗装に影響が出ます。

AH-1Wのような戦闘機はつや消し、ウェザリング塗装になりますので亀裂修正、下地処理を徹底する必要があります。

カスタム制作以前にベースボディ修正に数日必要になります。


そして、ある程度の修正後に再度、サフェーサーを吹きます。






この状態から更に表面処理をしていきます。







破損部分は全てグラスで修正しています。







そして、ここからカスタム制作に入るようになります。


今回のAH-1Wは一例です。

カスタム制作依頼でベースボディを依頼者から持ち込みされる場合は、出来るだけ新品ボディをお勧めします。

また、武器武装などはボンドやエキポシ等で完全に固定されている事も多いので、その完全に接着している場合は、切断しないとダメな場合もあります。


オークション等で中古を購入され、そのままフライトを楽しまれる場合は多少の亀裂や汚れ破損でも問題無いです


しかし、中古ボディと言うことを認識され例え写真が綺麗であっても新品に近い状態の期待は、あまりされない方が良いと思います。


中にはオークション等であっても本当に綺麗なボディもあります。


当工房のお客様の中には、ある程度覚悟して購入した中古ボディですが当工房で確認しても新品に近いボディもあります。


その為、一概に問題があると言う事で無く、オークション等で購入される時には小さな写真では分からない問題点がある事をある程度、把握され購入される事をが重要だと思います。


また、スケールヘリコプター完成機に関しましては制作された方の技量、経験により大きく変わりますのでその事も理解されオークション等で良い買い物をされスケールヘリコプターを楽しんで欲しいと願います。




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