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福井県防災航空隊 取材訪問

こんにちは。Hajime-factoryです。


昨日、と言っても午前0時を回ってますので一昨日になりますが
福井県防災航空隊へ取材に行って来ました。






取材予定は昨年から決まっておりましたが JA291F Blue Arrowは
耐空証明検査で昨年の11月~今月の2月上旬まで機体が
福井県にはありませんでした。

そして先日、無事に福井県入りしたとの報告を受け
取材訪問に行って来ました。


当日、隊長に取材協力の承諾を得ておりましたが
急遽、別の任務でお会いすることが出来ませんでしたが
副隊長をはじめ整備士、操縦士、救命士、隊員の方々の
全面協力により非常に濃い一日でした。



JA291F Blue Arrowでのホイスト訓練から格納庫での
詳細な撮影そして、機体、任務、訓練、整備、操縦など
様々な質問に対して丁寧にご説明を頂きクルーの
方々から深い話も聞かせて頂きました。


福井県防災航空隊ならではの訓練や考え、また航空隊としての
使命と信念も長時間に渡りお話が聞け本当に充実した一日となりました。


詳細な訪問記は特集記事に記載するとして、日記では
機体写真をメインとした記事にします。


と言っても・・・

写真総枚数580枚 撮影動画約55分+45分(カメラ2機で撮影)
という内容ですので一部のみの掲載となります。


福井県に到着後、当日、訓練をされる場所へ直行し
ホイスト訓練の様子を約1時間じっくり見させて頂きました。






 訓練場所に20分ほど前に到着し取材許可を得て待機しておりますと
時間通り、福井空港からJA291F Blue Arrowが飛んで来ました。


BK117C-1の機体は取材で何度も見てきていますが
Blue Arrowは国内でも珍しいレドームが装備されている機体になります
ので、同じBK117C-1でも、また違うオーラで出てます。







国内に配備されている同じBK117でも全て違うオーラがあります。




レドームが装備されたBK117は、徳島県消防防災航空隊にもありますが
JA291F Blue Arrowのタイプとは違います。









ホイスト訓練は遭難者に見立てたダミーで救助訓練になります。







訓練の様子、詳細は改めて特集記事にしたいと思います。






真下から見るとBlue Arrow特徴的なレドーム形状が良く分かります。







当日、風や空気の影響もありダウンウォッシュが凄いです。


強烈なダウンウォッシュで体が押されてしまいます。







このランディングギア(スキッド)に立ち体を前に35度前後倒し
ホイスト操作をするのは福井県防災航空隊ならではの体制です。


想像しただけで・・・怖い・・・・







その他、福井県防災航空隊ならではの救助方法などもあります。






同じ救助のホイスト訓練を、この日は7回連続で訓練されました。


遭難者を地上からヘリまで引き上げて救助する訓練を7回行います。


ホイストオペレーター、操縦士、救助隊員が一体となり
救助する姿は素晴らしいです。ヘリと人が一体となり
救助をしていきます。ホバリングの高度、位置、タイミング、
機体安定性など本当に素晴らしいです。


訓練の動画は取り敢えずダイジェスト動画として短めに
編集していますのでご覧下さい。

訓練内容の全景動画は改めて編集しご紹介します。












予定していた訓練メニューが全て終了し
Blue Arrowは福井空港へ戻りました。


私たちも、すぐに福井空港へ向かいます。






訓練から戻ったBlue Arrowはエプロン内にある格納庫にあります。


事務所内部やエプロンは航空隊関係者以外立ち入り
禁止ですので、ちゃんと申請しましたよ(笑






そして、格納庫に戻ったBlue Arrowの撮影とクルーの
方々への取材をさせて頂きました。


今回の取材でも詳細な撮影が十分出来、細部まで見ることが出来ました。






撮影総枚数580枚もの撮影はHAJIMEの貴重な資料となります。







撮影と同時に副隊長、整備士の方へ様々な質問をさせて頂き
しっかりとご説明を頂きました。









その後、持参してました制作中のRC Blue Arrowを拝見したいと
いう事になり格納庫まで運び実機Blue Arrowとのツーショット撮影です。


RC Blue Arrowはご依頼者の許可を得て持参してました。








制作中のスケールヘリと実機とのツーショットは、殆ど無く貴重です。


しかし、こう並べて見ると小さいです・・・


クルーの方々からは「凄い」「実機しか見えない」と光栄な
言葉の数々を頂き近くでボディのディテールを見て実機を余すことなく
制作されているサフ状態のBlue Arrowを囲み沈黙が続きます。


パーツの一部を見て「これアースを取るところだよ」「全く一緒」と、
その再現性に驚かれてましたが流石、見るところが違いますね。








そして時間いっぱいまで取材をさせて頂き、総勢9名のクルーの方々に
Blue Arrowの前に立って頂き集合写真を撮影し取材は終了しました。

訓練終了後の隊員の方々は整備やトレーニング、デスクワークなどの
様々な仕事がある中で可能な限りお時間を頂きました。

それでも、もっと隊員の方々からお一人お一人お話を
お聞きしたかったのですが時間が足りませんでした。

それだけ全てにおいて内容の濃い訪問取材となりました。








副隊長をはじめクルーの方々には
大変、貴重な時間を長時間頂き心から感謝申し上げます。






そして、Blue Arrowの説明や訓練の説明また航空隊の
活動内容から隊員としての崇高な使命感や信念を聞かせて頂き
心からお礼を申し上げます。


本当にありがとうございました。





そして、この度の取材で得た感動や感覚また詳細な資料を元に
世界に1機だけのHAJIMEが手掛ける最高の
RC スケールヘリ JA291F Blue Arrowを完成させます。

 




Comment 2

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YAMATO  

No title

いつもご苦労様です。多くの取材や資料により実機を製作される姿に感服いたします。また、そこに注がれる情熱や愛情等。またそれを生かす匠の技に感動します。いつも有り難うございます。

2015/02/26 (Thu) 09:58

hajime  

No title

> YAMATOさん
光栄なメッセージありがとうございます。
世界のヘリコプターの詳細写真は国内外の関係者協力により30000枚ほど所有しておりますが、それでも実機を見ると言うのはスケールヘリコプター制作工房として重要な事だと思います。
そして何より、そのヘリコプターに携わる人との交流がHAJIMEにとって大きいです。実機とRCと違いはありますが同じヘリコプターに携わる者同士、同じプロとしての会話は大変に貴重な時間です。
今後も時間の許す限り取材を続けて行きたいと思います。

ある航空隊の方から「私たちは人命を救う使命がありますがHAJIMEさんは人の夢と希望を叶える使命があり、その使命がグローバルに渡っているというのは素晴らしいです」と言われた事があります。

その言葉の意味は深く人命を救うプロにそう感じて頂ける事は本当に光栄な事だと思います。

そう言った意味でも人と人の繋がりがヘリコプター工房として最も重要な事なのだと感じます。

2015/02/27 (Fri) 04:21

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