こんにちは。Hajime-factoryです。
ここ数日は、ご来房やお問い合わせも大変多く
なかなか日記を書く時間が取れませんでした・・・
そんな中、先日、京都のKさんがHAJIMEに来房されました。
目的は「ケイ・カスタム・ウルフ700」を完成させるためです。
「ケイ・カスタム・ウルフ700」とは・・・
京都在住のKさんが2年間歳月をかけて完成させた
HIROBO製 AIRWOLF90のカスタムスケールヘリです。
午前中からお越しになり「ケイ・カスタム・ウルフ700」
の心臓部となるT-REX700E PRO DFCを数フライトされました。
その後、「ケイ・カスタム・ウルフ700」へ組込みです。
もちろん、Kさんご自身で組込みます。
組込み完成後に制作チーフが確認しましたが・・・
少々問題がありましたので・・・再度、機体を取り外します。
その後、組込み、調整、起動調整などを済ませると・・・
既に外は薄暗くなっていましたが、Kさんも一日掛けて
頑張って組込み、調整をされましたので
どうしても地面からランディングギヤが離れ、少しでも
「ケイ・カスタム・ウルフ700」の浮く姿を見て頂きたく
スケールヘリコプターとして無調整のまま浮かせる事になりました。
その時に撮影した動画を・・・
とその前に・・・
下の写真は一年半前に工房に持って来られた時の
「ケイ・カスタム・ウルフ700」と先日27日に撮影した
「ケイ・カスタム・ウルフ700」です。
写真を拡大して頂ければ少しは分かると思いますが
塗装も含め様々な部分が改良、改修、追加加工がされています。
2年間、HAJIMEに何度も足を運ばれHAJIME Original carbon Airwolfを
何度も何時間も観察され自宅に帰られる度に手を加えていかれました。
そしてHAJIMEに来られた時に依頼のAIRWOLFを見られ
更に改良をされてきました。
Kさん曰く「来るたびに新たな発見があり終わらないわ」と
更に改修、追加加工をされてきました。
※画像クリックで拡大
その忍耐と努力の集大成である「ケイ・カスタム・ウルフ700」
が遂に・・・遂に浮く時が来ました!!
調整が取れていない段階でのホバリングですので
地上から1m程度しか浮かしていませんが
それでも抜群に存在感のあるエアーウルフです。
この日、Kさんは自身が制作されたウルフが浮くとは
思っていなかったようで組込み調整で終了と思われていましたが
2年の歳月を掛けて完成したウルフがほんの少しでも
浮いた勇姿を見て感無量で興奮状態でした。
そしてKさんから一通にメールが来ました。
※ケイという名前の部分はKさんのお名前がありますので
「ケイ」にさせて頂いています。
京都のケイです。
昨日は、本当に有難う御座いました。
未だ興奮状態がおさまりません。
有難う御座いました。
ケイ・カスタムですが、もしも誰かが
「これは、誰が製作したのですか?」と聞かれたら、
「ボディはお客さんですが、factoryフルサポートです。」
とお答えして下さい。
ケイ・カスタムと言うと、全て自分一人で製作した様で
嫌な気分になります。あのwolfは、私、H様、Y様の想い出や技術や
スケールヘリに対する様々な思いが入ったwolfだと思います。
どの様に表現したら良いのか分かりませんが、所有者は私ですが、
製作は私一人では無いと思います。
もし、ご迷惑でなければそのようにお願いします。
という大変光栄なメッセージを頂きました。
Kさんは、まだまだ初級者ですがスケールヘリコプターを
自由にフライトされる日もすぐそこに来ています。
スケールヘリコプターを飛ばしたいという夢と希望だけで
始めたR/Cヘリコプター。
エアーウルフを飛ばしたいという思いで続けて行けたR/Cヘリコプター。
暑い日も寒い日も練習に励まれています。
「スケールヘリを飛ばす」
その夢と希望が、もう少しで叶います。
HAJIME Original carbon Airwolfとツーショット
そして、一昨日お一人のご依頼者が工房に来られました。
岡山からお越しのMさん
MさんのR/Cヘリコプターフライト歴は約4ヶ月
所有機体は
T-rex450 dominator
T-rex550 dominator
JR FORZA 450
JR NEX E6-550
メイン機は4機
フライトは・・・
上空・ストールターンそして背面フライト・・・
僅か4ヶ月で、このフライト!
Mさんが最初に工房へお越しになったのは1月29日
その時はホバリングメインでした。
あれから約3ヶ月ですがフライトにも不安感はありません。
ストール等のスピードが乗るフライトもしっかりコントロールしています。
そして背面ホバリング!驚きです。
3ヶ月・・・もの凄い練習量だと思います。
墜落、修理を繰り返して来たと思います。
何度も挫折しかけたと思います。
それでも頑張れたのは・・・
スケールヘリコプターを飛ばしたい・・・
その思いがあったから続けて来られたのだと思います。
そしてMさんからのメールです。
昨日、一昨日と忙しい中ありがとうございましたm(__)m!!
やはりFACTORYい伺うと興奮しっぱなしでヤバいですね!!
スケールヘリには感動と興奮がある。まさしくその通りですね!!
まぁぼくの場合はスケールヘリと言うかHAJIME-FACTORYの
スケールヘリにはですが(笑
1人で練習、修理の日々だとホントに煮詰まることも多くありますし、
脅迫観念に駆られ部活の様に毎朝飛ばしに行き、落とし・・・
雨や天候が優れないとかえって“あぁ、今日はヘリ触らなくていいんだ”と
安心してしまうぐらいヘリにうんざりしていた時期もありましたが・・・
それでも何とかHAJIMEのスケールを飛ばすんだ!!
と踏ん張り練習した苦労も昨日、一昨日のFACTORYでの
ヘリ談義、工房のプライド、製作への情熱、製作中の機体を見たりと、
今までの全ての苦労が吹っ飛びました!!
繊細な調整技術、ちょっとした事の重要さ、調整した機体の飛びの素晴らしさも
改めてすごいな~と思い、本当に勉強になりました!!
もっともっと操縦、コントロール技術もですが、機体や調整の事、
理論や力学など勉強しないと思います!
ホントHAJIME FACTORYには
夢と希望と感動と興奮が詰まってますね!!
それを二日も現場で体感出来た時間はホント素晴らしく幸せな時間でした!
本当にありがとうございましたm(__)m
昨日戻ってからも合間見つけてはHAJIME動画見たり、
ヘリについて検索しまくったり、相変わらず興奮、わくわくしっぱなしです。
二日間本当にありがとうございました!!
調整など色々お話出来て大変勉強になりました!!
と制作チーフにもよろしくお伝えくださいm(__)m
Mさんからも大変嬉しいメールを頂きました。
当工房のお客様の2割は初級者の方がいます。
その2割のお客様は皆さんスケールヘリコプターを
飛ばせるようになる為に練習を頑張っておられます。
スケールヘリコプターを飛ばすのが「夢」と「希望」です。
R/Cヘリコプターを安心して安定して飛ばせるようにならなければ
スケールヘリコプターは飛ばせません。
難しいから?
違います。落とせないからです。
確かに機体だけのヘリコプターよりも重量もあります。
機体だけのヘリコプターよりも空気抵抗が大きいです。
機体だけのヘリコプターより離着陸が繊細です。
しかし、それ以上に「落とせない」です。
だからこそ皆さん練習に励まれています。
挫折しそうになったり投げ出しそうになっても
「スケールヘリコプターを飛ばす」という
夢と希望があるからこそ続けて行けていると思います。
スケールヘリコプターには「頑張れる」力があります。
Kさんの「ケイ・カスタム・ウルフ700」の完成の為には
ここから「メカの変更」「各部の調整」「バランス」「組込み加工」
「配線処理」「ノイズ対策」「送信機、ジャイロ含めたフライト調整」
など、ここから更に調整や加工を詰めていきます。
スケールヘリコプターは機体だけのヘリコプターと違い
「落とせません」
その為には、可能な限りリスクを減らす制作が重要になります。
だからこそフライト回数が少ないスケールヘリコプターと言えども
定期的なメンテナンス、駆動系パーツの交換、信頼のあるメカなど
実機のヘリコプターのように、しっかり掃除、点検、交換などの
メンテナンスが必須です。
「不具合が無いから」「問題無いから」だけでなく
フライト回数に応じて定期的にメンテナンスや交換を是非してください。
スケールヘリコプターだからこそ重要です。