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スケールヘリコプターの塗装

こんにちは。Hajime-factoryです。


スケールヘリコプターの塗装は時間が掛かる制作のひとつです。

塗装とカスタムは写真では無く実物を近くで見て初めて分かります。


どんなに素晴らしいスケールヘリを制作しても塗装が駄目だと
全てが駄目になってしまいます。

塗装前のマスキングは実機資料と睨めっこしながら
可能な限り同じライン、同じ幅、同じデザインで制作していきます。

スケールボディ形状と実機の形状は違いますので
全く同じラインで制作しているとデザインの辻褄が合わなくなってきますので
実機とボディのバランスを考え制作していきます。


現在、BK117C-1 JA291Fのマスキングをしていますが
フルカスタム制作のボディは、これがまた時間が掛かります・・・







JA291Fの実機写真を見ると簡単そうに見えますが
実際にマスキングをしていくと分かります。


直線ラインが少なく、側面はテール部分からフロントにかけて
ライン幅が違い、緩やかなRラインになっています。
そしてデザインの真ん中でホワイトライン。
そのホワイトラインが幅を変えてレドームに繋がってます。

それもボディカスタムでボディパーツが沢山ある中での
マスキング作業は時間が掛かります・・・







幅が違うラインでもひょうごのJA28HYなどは直線ですので
JA291Fに比べて、まだ良いです。





同じように斜めラインの警視庁は「ひょうご」よりも楽ですが
オレンジの斜めラインが、曲者です・・・
実機のボディバランスとスケールボディのバランスは違いますので
ドアを通るデザインや幅、また左右でラインが繋がってますので
ラインを左右合わせていくのも難しい部分です。









レドームのデザインですが
前から見ると白い線に見えますが・・・











上から見ると








しかも、側面ボディからライン幅が違う・・・


レドームの下側も








そして左右対称のデザインが必要になります。











またカスタムボディの場合、小さなパーツ類が
ついていますのでこのパーツ類も含め綺麗にマスキングし
デザインを忠実に再現していきます。







基本的どのヘリコプターもマスキングは時間が掛かりますが
カスタムしているスケールは更に時間が掛かります。


実機忠実に再現したフルカスタムで複雑な塗装などは
マスキングだけで2日以上掛かる場合もあります。


しかし、このマスキングと塗装で完成度に大きく影響しますので
実機の写真で睨めっこしながら側面、上部、下部まで
しっかりデザインを再現しながらマスキングしていきます。



同じBK117C-1で徳島のJA109R「うずしお」なども
難しいデザインです。






JA291Fに比べレドームラインが無い事と、ラインが少ない事で
言えば良いのですが、この塗装ラインは難しいと思います。
しかも左右対象であり実機とボディバランスが違う中で
合わせていくのも難しいと思います。



ADAC BK-117 D-HBNDなどはデカール勝負ですね。







Freeair--Elitaliana BK117C-1などは、やりたくないですね~(汗
なんでこんな複雑なデザインなんでしょう・・・
ファクトリー泣かせです・・・







そんな中で海外から難易度の高い塗装依頼です。
デカール作業の難しさと言うより塗装と質感の難しさです。







AS350 B3e F-HESBです。


フロントとテールはエアーブラシ塗装








ボディ側面のピンナップガール







そして、全体のシルバーの質感が勝負です。







制作ボディは700クラスです。




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