こんにちは。Hajime-factoryです。
昨日、九州のUさんより、また嬉しい連絡がありました。
電話の用件が嬉しいという事で無く会話の中で嬉しい言葉がありました。
その言葉とは
「ホバリングを徹底して練習します」
この言葉がなぜ嬉しいかと言うと
一般的に上空フライトをされている方は(F3Cをされている方は除く)
ホバリングが出来るようになり上空フライトにいかれると
ホバリングをしっかり練習しなくなる方も多いように思います。
「ヘリコプターはホバリングで始まりホバリングで終わる」
と言うほど重要で尚且つ奥が深いです。
ホバリングは単に正面、横、対面だけでなく
どのような高度であろが、どのような位置であろうが
しっかりホバリングが出来る事が重要です。
※新潟県Oさん!ハーフボディでホバリング練習中の写真
また、どのような姿勢からも安定したホバリングを
出来る事が望ましいです。
特にスケールヘリフライトの場合、どのような姿勢からもピタッと
静止したホバリングが一番カッコいいです。
※岡山市のMさん!上空フライト中に静止しホバリング中の写真
勿論、実機でもホバリングが一番難しいと言います。
航空隊の隊長や操縦士に聞いても救出に行った先で重要な事は
その環境に応じてしっかりホバリングが出来ることだと言います。
※岡山市消防航空隊山間部で訓練取材時での写真
隊員をホイストで吊下げていようが、風があろうが、消化バケツに重い水を
入れていようが、対象物が動いていようが、しっかりホバリングを続けていく
事が重要で操縦士の技量も問われる部分です。
※福井県防災航空隊のホイスト訓練取材時の写真
特に救助の際は数センチ移動して静止という事も多くあります。
実機でもホバリングは最も難しい技術を必要とします。
RCヘリのホバリング練習は地味です。
地上から真っすぐ上に上昇し止まる。
その位置でしっかり止める。
更に上昇し止める。
そのまま真っすぐ下に降りて静かに着陸する。
※新潟県Oさん!左回転ヘリに慣れる為に朝から夕方までひたすらホバリング練習中の写真
ひとつのホバリングを習得するだけでも同じ演技の繰り返しで
神経を使いますし上空のような爽快感も無いかもしれません。
それだけ地味な練習かもしれません。
その地味な練習に専念して「ホバリングが奇麗に出来るようにする」
というUさんの言葉は嬉しかったですね!
九州のUさんが練習しているヘリは
ALIGNのフルボディ Black Shark Ⅲ700
機体はAlign Trex 700 L Dominator
引き渡しの前に少しだけホバリング確認をした時の動画です。
飛ばしているのは私ですが最近全く飛ばしてませんので止りません・・・
ここ数年はスタッフが制作したスケールヘリの
最後の確認で飛ばすだけなので・・・
UさんがALIGNのフルボディ Black Shark Ⅲ700を
購入するキッカケになったのは
以前、当工房に来られた時に岡山のMさんが
JRのシルフィードでホバリングをしている姿を見て
何か目覚めたようで、その後相談がありました。
※Mさんのシルフィード
「私のような初級者がフルボディを買うと恥ずかしいかな~?」と!
Uさんは初級者では無く、もう十分中級者です。
700クラスのスケールヘリであろうがマルチローターの
スケールであろが上空を自由に十分飛ばしていますし
高度を変えずに奇麗に直線飛行も出来ています。
※AS350 CHP仕様600sizeを優雅に飛ばすUさん
本格的にF3Cをしなくてもヘリコプターを飛ばすのが
楽しいと思えるのであればフルボディであろが
スケールヘリであろうが良いと思います。
Uさんからもブラックシャークを被ったT-rex700Lは
「ホバリングをしていても視認性も良く姿勢が見やすく気分もいい!」
と大満足で気分はもうF3Cフライヤーです!
重要な事は、ただのカッコだけでなくUさんが
「静演技の練習に専念して止めるホバリングを自分の物にしたい」
という向上心や挑戦心そして、やる気です。
RCヘリコプターは健康と情熱が無ければ続きません。
今まで大型バイクに乗り休日はツーリングに出かけ
多くの仲間と交流していたUさんが、あるキッカケがあり
バイクを降り人生最後の趣味としてRCヘリコプターに専念しました。
Uさんは仕事も忙しく組織の長であり地位もある方ですが
土日は必ず練習を続けて来られました。
2014年10月の写真
暑い中、ひたすらホバリングの練習をするUさん!
Uさんの今のフライト環境はバイクのツーリングと違い
仲間との交流も少ない場所で練習されています。
ホバリングがまだ十分出来ない時から一生懸命練習して来られました。
暑い時も寒い時も雨や強風で無い限り毎週土日休まず練習してきました。
たまにはメールで
「誰もいないから寂しいな~」とか
「ヘリは何か寂しい趣味かも・・・」とか連絡がありました。
それでも、続けて来られたのは
「スケールヘリを自由に飛ばせるようになりたい」
という想いです。
Uさんだけでなく京都のKさんも同じく暑い日も寒い日も
ホバリングの練習を続けて来られました。
時には日が暮れても練習していました。
下の写真は、工房へ来られた時に外が暗くなっても
この日に学んだ事を自分の物にしたいという熱意で
車のライトで練習しているKさんです。
工房に来られた時は暑い中でも何度も何度も練習されてました。
今ではスケールヘリを飛ばせるようになったKさんですが
以前はスケールヘリを飛ばしている方の姿を
羨ましそうに座って眺めていました。
下の写真は2013年11月の時の写真です。
何か寂しそうですね・・・
そのKさんも今ではご自分でカスタムしたスケールヘリを
自由に飛ばせるまでになりました。
下の写真はKさんがカスタムしたEC-145-POLICE仕様です。
Uさんも今では引込脚のエアーウルフでさえ
奇麗に離着陸出来るようになってます。
そして、HAJIME-FACTORYを通じ仲間も出来ました。
上空を自由に飛ばせる夢が叶い次の目標が「ホバリング」です。
このBlack Shark Ⅲ700で練習です。
何か凄く嬉しいです。
ヘリコプターの醍醐味であるホバリング!
ホバリングの延長線上にある演技が静演技!
ホバリングは最も難しい演技の一つであり
奥が深い演技です。
そしてホバリングこそスケールヘリコプターの真の姿です。
人生最後の趣味!
RCスケールヘリコプターを、とことん楽しみ、
とことん追求してみて下さい!
HAJIME-FACTORYとして、とことん応援します。
今回、紹介したUさんやKさんだけでなく
HAJIMEのお客様は皆さん練習熱心で飛ばせなかった方が
今ではスケールヘリで大空を自由に飛ばせるように
なっています。
HAJIMEのお客様は2割が初級者から中級者の間の方です。
日々、来るメールには
「ここまで飛ばせるようになりました」
と報告が来ます。
そして必ずメールに書かれている言葉は
「スケールヘリを早く飛ばせるようになります」
という言葉です。
HAJIME-FACTORYは多くのお客様へ希望と元気の
源的な存在なのかもしれませんが
実は、HAJIME-FACTORYが多くのお客様から
勇気と元気を頂いているのかもしれません。
今回の記事は最初の目的とは書いている間に
違う感じの記事になりました。
書いている内に、どんどん方向が変わったように思います(汗
ただ、今回のタイトルの通り初級者から中級者になったとしても
ホバリングの練習は続けて欲しいと思います。
スケールヘリコプターの真の醍醐味であるホバリングを
どの姿勢からでも、ドッシリと微動だにしない
スケールヘリコプターのホバリングは操縦している本人も
見ている周りの人も「感動」する姿です。