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レプリカ RCスケールヘリ制作についての当工房の方針






こんにちは。Hajime-factoryです。

現在、ご依頼やご相談のメールが大変多くなっております。
その為、返信に少しお時間を頂く場合もありますが必ず返信させていただきますので申し訳ございませんがお時間を頂けますようよろしくお願いします。

ご相談内容によっては文章では伝わりにくい事もあり、こちらから電話させて頂く事もあります。

また、メール等が苦手な方は問い合わせフォーム欄に「〇〇〇〇の相談!電話対応望む」などのコメントを入れて頂ければお電話させて頂きます。

稀にメールアドレスや電話番号の記入ミスがありますので大変お手数ですが送信する前に今一度ご確認下さい。



話しは変わりタイトルの
「レプリカ RCスケールヘリ制作についての当工房の方針」です。

文字が多く少々長くなってますが最後までお読みいただければ幸いです。


制作のご依頼及びご相談者にお伝えしている事ですがHAJIME-FACTORYの方針として

国内ヘリ(JAのある機体)において実機再現率70%を超えるフルカスタムスケールの制作は今迄、お受けしているフルカスタムスケールヘリと同じサイズ、同じモデル、同じ機体記号、同じ製造番号の制作の、ご依頼は基本的にお受けしておりません。


実機再現率を70%超えるフルカスタム制作の場合はある意味、実機のレプリカスケールヘリの制作になります。


70%と言っても分かりにくいのですが例えば福井県防災航空隊「BlueArrow BK117C1 JA291F」などが、その一例です。
このJA291Fの制作依頼は、お受けしておりません。





HAJIME-FACTORYで制作するのは世界でこの1機のみです。




そして現在、製作中のBell212ですが




この機体番号のヘリもHAJIME-FACTORYで制作するのは世界でこの1機のみです。

このBell212の機体番号のみですので同じBell212でも違う機体番号のレプリカ RCスケールヘリ制作のご依頼があればお受けさせて頂きます。





このBell212の機体番号は完成後に掲載予定です。





ヘリコプターは機体番号によって同じモデルでも全て違います。

例えばBK117C-2 DoctorHeli JA173Aですが保有は東邦航空、モデルはKawasaki BK117C-2、製造番号4028です。





そして、同じくJA173Bの保有は東邦航空、モデルはKawasaki BK117C-2、製造番号4026です。




この2機種は、ほぼ同じですが、それでも僅かな違いがあります。

ちょっと極端な比較になりましたが同じ保有企業同じモデルでも違いがあります。


一見、同じようなスタイルに見えますが全く同じではありません。
それぞれの機体により違いがあります。

その全てを制作する前に調べたり資料の収集から入ります。

制作機体の詳細な資料が無ければ全国、取材に行く場合もあります。

取材に行った時に撮影した写真は公開する事は殆どありません。


実際、ご依頼者で実機を詳しく知っている人の方が少ないです。
ご依頼者が、その機体記号の整備士であれば詳しいですが一般的なクライアントさんは、そこまで詳しくありません。

もちろん、私たちスタッフも制作するまでは実機を100%は知りません。

制作開始する前の資料収集や取材により詳しくなります。

下の写真は一例です。
レプリカ RCスケールヘリを制作する場合は詳細資料は数百枚揃えていきます。
下のBell412の写真は国際治安支援部隊に所属する海外の友人から329枚の写真を提供頂きました。






そして、制作開始をすれば更に詳しくなります。
細部の写真資料と毎日、睨めっこしながら制作します。


実機をそのまま再現すればスケールモデルとして実機感が出る訳では無く実機とスケールボディとのバランスや





各パーツの寸法、そしてボディラインなども含めそのスケールボディにあった制作が求められてきます。





パーツだけでなく元のボディからワンオフで制作しなおす場合もあります。
※当工房の制作は基本的に全てワンオフですが・・・


それは、実機とは大きく形状(スタイル及びバランス)が異なる場合はボディの一部を作り直します。


下の写真はBell212のフロント部分の写真ですがこのBell212のフロントは大半は作り直してます。
フロントだけでなく元のボディから言うと全体的に殆ど作り直してます。

フロントを作り直すという事は、全体を作り直さなければなりません。
もちろん、ドアなどのパーツも同じです。





また、カスタム制作の中で最も時間と根気を要する制作はボディ加工でも無ければパーツ制作でも無く

「ボディの下地処理」から「表面処理」そして「ボディとパーツを合わせる合わせ処理」また「パーツの形状を仕上げていく表面処理」など、つまりペーパー作業が最も時間と神経を使います。

表面処理だけでなく成型を整えたり接合部分の馴らしなど様々な部分で、このペーパー作業が必要になります。





この事に関しましては以前、素朴な疑問でありましたので改めてブログ記事として紹介させて頂きます。

ちょっと話がそれてしまいましたが実機再現率70%を超えるレプリカ RCスケールヘリ制作の場合は同じサイズ、同じモデル、同じ機体記号、同じ製造番号の制作依頼はお受けしておりません。

それは、ご依頼者からしても、その機体に思入れや物語また夢と希望があります。
その機体と同じヘリが存在すると言うのは気持的に複雑な気持になるのではと感じています。


依頼者が航空関連企業であったり映像関係企業などクライアントが企業の場合は例え100%の再現性のスケールヘリでも除外しています。

と言っても企業からの依頼の場合は完成したとしても殆ど表に出る事はありません。


レプリカ RCスケールヘリを制作する上でモデルや機体を制作していると言うより
その機体番号のヘリを制作しているという感覚です。

その機体番号のヘリが所属していた基地によっても隊員や整備士が独自で付け加えている部分もあります。

そう言った部分も再現する事もありますので例えばBell212を制作していると言うよりその機体番号のヘリを制作しているという感じです。


その為、制作スタッフも完成するとある意味その機体番号のヘリ制作に精魂尽きた感じになります(笑


もちろん、レプリカ RCスケールヘリの場合ですので通常お受けするカスタム制作と違いがありますが


YoutubeやHAJIMEのホームページをご覧になり福井県防災航空隊「BlueArrow BK117C1 JA291F」と全く同じ完成度の制作をお願いしたいというご依頼もありましたので記事として書かせて頂きました。


DoctorHeliのご依頼も多いのですが所有企業や地域関係なくDoctorHeliという機体のカスタム制作依頼もあります。





その場合、機体記号関係なく実機感のあるBK117C-1やC-2またAW109またBell429などDocotorHeliとして制作していきます。






誤解の無いように書きますが

カスタム制作であろうが







フルカスタム制作であろうが







レプリカ RCスケールヘリ制作であろうが







ご依頼者のご希望をお聞きし制作する上で制作に対する拘りや情熱は全て同じです。

つまり10個のパーツ制作も1000個のパーツ制作もボディ加工やワンオフ制作でも
600sizeの制作も1/6スケールの制作も全て同じ情熱と拘りで制作しています。


完成の再現度が違うかもしれませんが私たちからすれば全て同じ情熱と拘りで制作しています。



それはカスタム制作だけでなく通常の組込制作でも同じです。





RCスケールヘリはディスプレイモデルでは無くどんなに完成度の高い精密なスケールであっても実機と同様にローターが回り空気に浮くラジコンヘリです。





その為、ラジコンスケールヘリとして爽快に快適に安定して飛ばなければなりません。





カスタムスケールヘリと同様に飛ぶことにも拘りを持って制作していく事が本来のRCスケールヘリ制作です。

機体組立調整からスケールヘリとしてのフライト調整及びセッティングまでホバリング、上空共にしっかりと仕上げていく事がスケールヘリ制作工房として重要な事だと考えてます。




また原則的に同じサイズ、同じ機体の制作場合はホームページやSNSに掲載をしておりません。

ご依頼者同士の許可があれば掲載する事もあります。

そして、写真や動画で伝わるトータルバランスでは分からないような再現性や制作内容また拘り部分に関してはご依頼者のみお伝えしています。

完成したスケールヘリをご覧頂いている方々へ伝わる感動とご依頼者が感じる感動とは、また違う感動があると思います。

私自身も制作チーフから聞いて感動しますので(笑


記事が少し分かりにくい内容になりましたし受け止め方によっては敷居が高い話になりましたね。

ただ、HAJIME-FACTORYへ機体記号や所属を指定しレプリカ RCスケールヘリ制作依頼のクライアントさんに対しての当工房の考えです。

レプリカ RCスケールヘリの制作依頼は実機再現率70%以上ですが70%って
どの程度なの?と思われると思います。

ヘリコプターには普通に見るには分からないような装備やパーツの集大成です。
もちろん、機体によっても違います。
上部に様々な装備やパーツがあるヘリもあれば底部に様々な装備やパーツがあります。
通常、ヘリコプターを間近で、上部から底部までじっくり見るとこが無いので殆ど気にならないと思います。

その為、通常のカスタムスケールヘリはその機体の特徴的な装備やパーツの制作またディテール修正する事により実機感があり各段にカッコよくなります。

実機は多くの装備やパーツの集合体ですので自動車のようにシンプルなボディは少ないです。

サラッと実機を見ても気付かない装備、パーツが多く詳細写真で初めて気が付くことが大半です。

実際に私たちも制作するまで知らない装備やパーツばかりです。

数百枚の詳細な写真でしか、その事を知ることはありません。

その為、実機再現率70%と言うのは機体によっては気が遠くなるようなパーツの集合体ですのでレプリカ RCスケールヘリのご依頼は殆どありませんしHAJIME-FACTORYとしても全てお受けする事はありません。


福井県防災航空隊「BlueArrow BK117C1 JA291F」
ご依頼が重なりましたのでご相談者と話をさせて頂きました会話内容を元に記事として書かせて頂きました。


HAJIME-FACTORYはスケールヘリ制作工房ですので市販のスケールボディで制作する組込制作やカスタムスケールヘリ制作など何でもご相談下さい。

ご依頼者と当工房のみで交わされる会話やオフレコトークもあります(笑

決して敷居が高いスケールヘリ専門工房ではありませんので(笑

いつも最初にご相談やご依頼を頂く時に「問い合わせるのに勇気が要りました」
とお客様に言われます(笑

でも、ご相談頂いた後は早く依頼をしておけば良かったと言われる事が多いです。

少しでも多くのスケールヘリファンのお役に立てれば光栄です。

ご遠慮なく何でもご相談下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。



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