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NAZA-H GPSの認識について






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今回のブログはNAZA-H GPSジャイロシステムについて捉え方や認識が違う方がいますので少し記事として書いていきます。





特にRCヘリコプター初心者の方や初級者の方に多くメールや電話で話をさせて頂いている中でNAZA-H GPSについて間違った認識をされていると感じます。

この記事はNAZA-Hの機能説明や操作説明また設定説明ではありませんので商品説明はDJI 正規代理店にお問い合わせ下さい。


NAZA-H GPSを搭載しフライトしているYoutube動画は沢山あります。

HAJIME-FACTORYも複数の動画をYoutubeにアップロードしてます。

またFacebookやBlogでも投稿している記事や動画をご覧になり問い合わせがあります。

下の動画は、依頼者へNAZA-H GPSを搭載しテストフライト報告用動画を一般公開した動画です。




下の動画はBell206に搭載したNAZA-H GPSのテストフライト動画です。



このような動画はYoutubeに多くアップロードされてます。

NAZA-H GPSは設定や調整また使い方によってRCヘリコプターの優れたアシストになります。

しかし、捉え方が違ったり認識が違うと危険です。




一つ目として

NAZA-Hその物はGPS制御装置ではありません。

こう書くとGPS制御可能な装置でしょう!

と言われると思いますが、NAZA-Hの本体はフライバーレス(FB)ジャイロを搭載したヘリコプター安定化装置です。

いわゆる、FUTABA CGY750-760やMICROBEAST と
同じジャイロシステムです。

NAZA-Hは3軸ジャイロ、受信機、加速度計、気圧センサーを搭載しており、その本体にGPSモジュールを接続する事が可能なシステムという事です。

NAZA-H=GPSではありません。



二つ目として

NAZA-H GPSシステムを搭載しGPSモードではヘリコプターの通常(自由に)フライトは、あまりお勧めしません。

GPSは経度、緯度そして高度をロックしホバリングする機能です。

その為、GPSモードに切り替えて通常の上空フライト、スポーツフライト3Dフライトをする事は出来ません。
と言うと全く飛行出来ないのかとになりますがスケールフライトのようなホバリングの延長線上での遊覧飛行は可能です。
それ以上のフライトはあまりお勧めしません。

GPSモードで機体を回す(ラダー操作)事やエレベーターやエルロン操作で機体を動かす(飛ばす)事は可能ですがあくまで定点でホバリングする目的がGPSモードです。



三つ目として

NAZA-Hは全くの初心者の練習用ではありません。

この事を勘違いされている方が多いです。
通常の正面ホバリングが出来ない初心者がNAZA-H GPSを搭載したとしても離陸はマニュアルモードで離陸しその後、機体を安定させてGPSモードに切り替える事になります。

その為、現段階では離陸からスイッチ一つでホバリングする訳ではありませんので全くの初心者がNAZA-H GPSを搭載したからと言ってRCヘリコプターを飛ばせません。

NAZA-HにはATTIモードがあり水平を維持した状態で移動(飛行)は可能です。

確かに通常の3軸制御に比べ機体の水平を維持する制御は高いですがこれもRCヘリコプターを飛ばせる技術が全く無い方使える機能ではありません。

NAZA-HはFBジャイロシステムとしても優れたシステムでGPSを搭載する事により
ほぼ定点で姿勢を維持しホバリングが可能なシステムです。

しかし、正面ホバリングが安心して出来ない初心者が一人でGPSを使って4点ホバリング(正面、左右横、対面)の練習はお勧めしません。


あくまでRCヘリコプターのホバリングが出来る方のアシスト的なシステムと認識して下さい。





ここから私の個人的な見解ですが

NAZA-H+GPSは、あくまで飛ばせる技術を持たれている方のアシスト的なシステムです。


GPS ATTI制御を使ってスケールヘリコプターのホバリングを楽しむ。

ATTI制御を使ってスケールヘリコプターの遊覧飛行を楽しむ。

そう言った使い方を出来るのがNAZA-H+GPSだと私は認識しています。


NAZA-Hは通常ホバリングが出来ない初心者ましてや全くの素人が練習用に使うシステムではありません。


NAZA-H GPSシステムはオートパイロットシステムです。
オートパイロットという事はNAZA-H GPSにヘリコプターの制御を全て任せている事になります。

その為、何らかの不具合や何らかの障害が起きた場合に焦らずスイッチを切り替える余裕とその後、機体を制御する技術は必要だという認識を持ってください。

NAZA-HにはATTIモードがあり水平を維持した状態で飛行は可能なのでホバリングが出来る初級者が飛行の練習をするのに適したモードでだと思います。

しかし、ホバリングが出来ない初心者がこのシステムを使い練習した場合は操作ミスで自分が意図していない体制になったり自分が意図していない方向になった時に
落ち着いてホバリングで体制を整える事が出来ないと非常に危険です。

通常の練習の場合と違い、NAZA-HのATTIモードだからとかGPS ATTIモードだからという事で苦手な姿勢や出来ない体制での飛行練習されると思います。

その為、何らかの不具合や何らかの障害また意図していない事が起きた場合の対処が出来ず事故が起きるケースもあることは認識して下さい。


NAZA-H+GPSを搭載したからRCヘリコプターの制御は安心、安全ではありません。


NAZA-H+GPSは機械物です。
それは、どのメカでも言えてますが機械物に絶対はありません。
その事は常に認識し決して過信はしないで欲しいと思います。

NAZA-H+GPSは高度なシステムです。
システムという事はシステム設定を誤ると事故が起きるという事です。

搭載する対象物は空を飛ぶRCヘリコプターです。

そして、高回転で回るローターが付いた空物ラジコンです。

その危険性を十分理解して欲しいと思います。


Comment 2

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敏ボー  

No title

私も、大賛成です。
私が前に使ってたNAZA-Hを買い取るので組んで下さい。
それで練習します。 と言うクラブ員が居ますが・・・
「最低、側面離陸・上空飛行・側面着陸が出来なければ渡さない!」と話しはしてます。

2018/08/05 (Sun) 05:48

hajime  

No title

> 敏ボーさん
そうですね。インターネットで沢山の情報も出てますしYoutubeにも多くの動画がありますのでヘリコプターを飛ばせない人や初心者からすれば夢のような装置だと思います。
そして、最近は簡単に浮上、ホバリング出来るドローンも発売されてますので同じDJI同じGPSだからという認識を持っている人もいます。
ドローンとヘリコプターでは構造や目的が違いますし操縦の難しさは全く違います。
ドローンであってもフライト前のセッティングを誤ると事故がおきますので、マニュアルモードでホバリングや旋回が出来る技術は持って欲しいと思います。

2018/08/07 (Tue) 10:33

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