R/C スケールヘリコプターのLED(航空灯:aircraft exterior light)について
こんにちは。HAJIME-FACTORYです。
※今回も文章含め長くなりましたのでお時間がある時にでも、じっくり読んで頂ければありがたいです(^^)
今日のブログ記事は
スケールヘリコプターのLEDについてです。
と言ってもLEDの詳細な蘊蓄では無くaircraft exterior light(航空灯)です。
HAJIME-FACTORYはカスタムスケールヘリ制作がメインの工房ですがRCヘリコプターの組立やフライトセッティングまたRCスケールヘリコプターのいわゆる組込制作や調整またフライトセッティングの相談や依頼も非常に増えてます。
ご相談頂いた方の7割は、そのまま製作依頼となります。
様々なボディメーカーのスケールボディの相談から機種選択、メカニック(機体)の選択やメカ選びそして、塗装完成済みボディで可能なディテールアップの相談など様々な相談や打ち合わせをしながら最終的に
1、どのような機種のボディにするのか!
2、ボディの大きさは
3、搭載するメカニック(機体)の選択
4、塗装完成済みで可能なディテールアップ
5、依頼者のフライトスタイルや経験によるセッティング内容
など様々な打ち合わせをし決定します。
その中で、今回はLEDの話題を少し書いて行きたいと思います。
LEDの話の前に、ちょっとだけ話題が反れますが10年くらい前から
「スケールヘリコプター制作」と言うのはメカニックつまりALIGNやHIROBOなどの機体キットを製作し塗装完成済みのボディに組み込んで飛ばせる状態に仕上げる事を「スケールヘリ製作」という認識が一般的なのですが、
その前はVarioやHIROBOまたHS-Model、神戸機構、カルト、ヤマヤなどのキットボディいわゆる塗装や加工などがされていないボディキットを基に加工したりディテールアップしたり塗装して飛ばせるようにすることを「スケールヘリコプター制作」と言ってました。
スケールヘリ制作において一番重要な事は「ちゃんと飛ばせるように制作すること」です。
この事が塗装済みであろうがキットであろうが大前提のスケールヘリ製作です。
台湾から世界に向けて電動ヘリコプターを世に送り出して当時は電動RCヘリコプターの世界シェアーを7割も占めていたと言われるALIGNの誕生により、それまで殆ど発売されていなかったデザイン塗装や450サイズや500サイズなどのスケールボディが多く発売されるようになりました。
中国が生産のメイン拠点となり比較的、安価で各サイズの量産ボディが発売されるようになり、スケールヘリコプター製作と言えば塗装完成済みのボディに機体を入れる製作という認識が多くなりました。
しかし現在は10年前に比べ中国のスケールボディ生産工場も少なくなり殆どが
ドローンの部品製造に変わってきてます。
特に従業員の多い工場は世界的に受注数も減り運営が厳しくなるので従業員人数も削減しコスト削減で品質の低下や管理が悪くなったりしているのも事実です。
グラスファイバーの切れ端で成形したり、樹脂などの塗り方も荒く塗装品質も悪いので重量も重く亀裂も入りやすいボディの生産工場もあります。
塗装完成と言うのはある意味、ボディ製造の品質や精度を塗装や分厚いクリアー層で誤魔化せますがキットボディは、塗装や加工がされていないので製造技術や精度が分かりやすく品質が分かりやすいので誤魔化しが出来ません。
その反面、元々少人数で製造している優良な工場は品質を下げる事無く拘りを持って製造しているメーカーもあります。
ボディのスタイルや品質だけで選ぶのであれば、やはり少人数で拘りを持ち製造している工場が一番優れていると思います。
簡単に言えば儲けや商売だけを考えた製造工場かスケールヘリや空物ラジコンに拘りを持って製造しているかです。
もちろん、商売なので儲けなければなりません。
ただ、儲けだけを考えた工場か、スケールヘリコプターを製造する事に拘りを持っているかにより変わります。
もちろん、商売なので儲けなければなりません。
ただ、儲けだけを考えた工場か、スケールヘリコプターを製造する事に拘りを持っているかにより変わります。
それは、スケールヘリだけでなく、全ての会社に言えます。
儲けだけを追求したり売れれば良い後は知らん的な会社やユーザーを騙す行為をしてまで儲けに走る会社など沢山あります。
あまりご存知ないかも知れませんが塗装完成ボディの製造元と世に出ているブランドメーカーは違います。
ブランド名を付けて販売しているボディは同じ工場で製造されている事が多くあります。
しかし、販売しているのは工場名では無くブランド名を付けて販売しているので、そのブランド名が製造工場と思っている人も多いと思います。いわゆるOEMという事です。
そして・・・
ちょっと、この話をしているととんでもなく長くなりそうなので(十分長くなりましたが・・・)
この話題は次回に持ち越しという事で話を本題に戻します(^^;
スケールヘリコプターにとって航空灯は実機感が出ますので当工房へ製作依頼のある方の殆どはaircraft exterior light(航空灯)LEDの組込を希望されます。
ただ、LEDと言っても殆どが中国生産のLEDシステムなので輝度が弱いLED球が殆どです。
その為、当工房ではLEDシステムの基盤のみを使いLED球は全て国内生産の高輝度LEDに交換します。
LED球を交換しても明るくならない基盤もあります。
制作内容によっては、基板から製作する事もあります。
下の写真の右が交換する前のLED球で左が交換後の高輝度LEDです。
明るすぎると眩しいのではと思われると思いますが夜のフライトは出来ませんのでフライトは日中です。
比較動画です。
その日中のフライトで航空灯の点灯点滅が殆ど分からないよりある程度でも分かる方が満足度は高いと思います。
また、高輝度のLEDは視認性も良くなります。
明るすぎると「ホバリング中に眩しいのでは」と言われる方もいると思います。
LEDも砲弾型やチップ型などありますし高輝度、超高輝度、超超高輝度など様々です。
その為、R/Cで使用するLED球は、明るさを考慮して選択してますし取り付ける方向なども考慮します。
HAJIME-FACTORYの場合、機種によってある程度、角度を付けて取り付けてます。
LED球の真ん中正面が一番輝度が高く眩しいです。
その為、真横のホバリングで眩しすぎる事が無いように対面でも眩しすぎる事が無いように角度を付けて加工していきます。
そして全方向でも、明るくと考えて取り付け加工しています。
下の写真は斜め後ろでも眩しく無く、真横でも大丈夫、少し斜め前が一番輝度が高く、も少し斜め前になると輝度が低くなります。
航空灯(LED)があるのと無いのとでは、やはり実機感も違いますし、スケールヘリの雰囲気も変わり、なんと言ってもカッコいいです。
HAJIME-FACTORYは主力はボディの販売では無くスケールヘリの制作工房なので、単に組み込んで終わりという事は殆どありません。
LED取り付け加工一つをとっても依頼者の希望を聞き、出来るだけ希望に添えるように製作していきます。殆どは当工房にお任せが多いのですが(^^;
例えば
下の写真のように実機には無いかも知れませんがRCモデルとしてカッコよく
尚且つ目立つように加工します。
赤と緑のナビゲーションライトに加え白がフラッシュで点滅します。
航空灯は点灯と点滅を組み合わせると実機感が増します。
下の動画はEC145の翼端板のナビゲーションライトですが、実機も同じく点灯しているナビゲーションライトにフラッシュが組み込まれてます。
点滅パターンは実機とは多少違いますが点灯と点滅(フラッシュ)があると実機感が出ます。
塗装完成ボディの依頼の中で最近多いのはサーチやランディングライトです。
サーチライトもランディングライトも送信機で点灯消灯が出来るように製作します。
ランディングライトやサーチライトも、その機種や機体に合わせて制作します。
一言で航空灯の取り付けと言っても、色々あります。
ここまで紹介してきたLED取り付けは基本的に塗装完成済みのボディを基にスケールヘリコプターとして仕上げて行く「スケールヘリコプター製作」で可能なカスタムの一つです。
単にLEDを取り付けるだけでなくLED球の明るさや取り付け位置また加工方法などHAJIME-FACTORYとし制作可能な事は何でもご相談ください。
塗装完成済みのボディでのスケールヘリコプター製作でも制作専門工房として依頼者の希望をお聞きし出来る限り対応します。
もちろん、塗装完成済みのボディで組込制作がメインの場合はディテールなどの限界(ボディ加工や塗装を触らない制作)もありますのでご相談ください。
また、LED取り付け部分に拘ると尾翼の作り直しやカスタム制作など様々です。
LED(航空灯)もスケールヘリコプターにとって実機感が出る制作の一つです。
そのLED(航空灯)の取り付けにも依頼者の事を考え拘るのがHAJIME-FACTORYです。
LED(航空灯)の話題(記事)だけで長くなりましたが最後までご覧頂きありがとうございました。
最後にLEDが映えるブルーサンダー
カッコいいです!!
飛ばしてもカッコよく飾って眺めてもカッコいいのがスケールヘリですのでLED(航空灯)はスケールヘリにとって外せないパーツの一つですね(^^)