オークション購入の注意点と紅葉の中のAIRWOLF
こんにちは。HAJIME-FACTPRYです。
先日、お客さんがオークションで購入された初期のT-rex700の中古機体を、そのまま工房へ発送してきました。
機体を確認したのですが・・・これが不具合?だらけの機体です。
不具合と言うよりフレームは加工されており補強や修正もされてるのですが、その補強や修正方法が酷い!
テールは指定のネジでは無く長さが長かったり短かったりネジが舐めて外れない!
テールスライダー部分は渋すぎる。
フレームはいたる所が瞬間接着剤で補修されている。
組立が違う。
ジャイロは何故ここに搭載してるの?
極めつけはテールのトルクチューブが捻じ切れそうなくらい捻じれてる・・・
アルミのトルクチューブが捻じれている理由は多分、指定のパーツで取り付けられていない事が原因の可能性もありますが、これでは高い確率で不具合が発生します。
オークションの説明では
「予備機で殆ど飛ばしておらず多少の補修と加工はありますがバッテリーを用意して頂ければ即フライト可能です」
と書かれていたようです。
説明とは大きくかけ離れた機体だと思うのだが・・・
これは、全バラで部品交換、洗浄、修正後に再度組立しなければならない・・・
オークションでも良い機体は沢山出てますし説明と機体が合致するヘリも多く出品されていると思います。
しかし、これは違う!
確かに予備機だったのかもしれません。
確かに補修と加工はあります。
確かにバッテリーを繋げれば飛ぶのかもしれません。
しかし、補修の箇所が多すぎるのと補修の仕方が雑で不具合が発生する可能性がある。
テールのトルクチューブが捻じれてるし純正の指定パーツでは無い代替品的なパーツの事は書かれてない!
バッテリーを繋げれば飛ぶのかもしれませんが、不具合無く飛ぶとは限りません。
振動があろうが不具合があろうが挙動が変であろうが
「浮けば良いというのならローターが回れば何でも浮くわ!」とボヤキながら修理してました。
制作チーフが途中何度も「Hさん、これ見て下さいよ!これは酷い」と見せに来ました(^^;
もう何度も言いますがオークションで購入される場合、出品者の技術や経験また性格や考え方によって良いヘリに巡り合えるか巡り合えないかが決まります。
では、なぜHAJIME-FACTORYは、スケールヘリの心臓部となる機体として、そのオークションで落札されたヘリで制作依頼を受けたのか・・・
お客さんから「機体は、中古ですがちゃんと飛んでいる機体なので、こちらから送ります」と言われたからです。
まさかオークションで落札された機体が直接、出品者から当工房へ送られてくると思ってません。
スケールヘリの心臓部となるヘリは機体だけの状態で一切の不具合が無い事を確認しなければ組込事さえ出来ません。
何度も言いますがオークションに出品されている機体を落札されるのであれば、その機体の目利きが出来るか、ご自分で修理調整が出来る方がリスクも含めて落札する商品取引だと思ってます。
オークションには、今は手に入らない機体や良い機体も沢山出品されてますので上手く活用して下さい。
オークションは真面目に不具合個所を写真に撮影している方の機体が安く落札され、意図的に不具合個所の撮影をせず説明も書かれていない出品者の機体が高値になったりします。
良い出品者も沢山いますし良品の機体も沢山出品されている中で、心ない出品者も居る事が残念です。
話題は全く変わり昨日、テストフライトをしたAIRWOLF600sizeですが紅葉の中のAIRWOLFは非常に綺麗です😊
このAIRWOLFは、ボディはファンキー製のボディです。
機体はT-rex550を搭載してます。
制作は組込製作の依頼が基本ですがバッテリー搭載がしやすいように上部のカバー部分を加工してます。
コックピットパネルの搭載や機体に合わせて椅子やフィギュアなどを制作してます。
ランディングギヤはアルミ製に変更してます。
紅葉の中のAIRWOLFは綺麗ですね~!
寒いが、この季節ならではの写真です😊
風が吹くたびに二人とも「寒い~」と言いながらテストフライトしてました(笑)