日本の自衛隊ヘリの特徴
こんにちは!HAJIME-FACTORYです。
Facebookに投稿した写真は日本のブラックホーク「UH-60J」についてです。
日本の航空自衛隊 UH-60Jは一般的なUH-60に迷彩しただけでは「UH-60J」にならないです。
これも良く勘違いされている事なのですが日本の「航空自衛隊 UH-60J」や「陸上自衛隊 UH-60JA」の大きな特徴は鳥が羽を広げたようなスタブウィングです。
もちろん、装備関係も他のUH-60 ブラックホークとは違いますが、今回は最も特徴的なスタブウィングの比較写真を掲載します。
この写真を見て頂ければ分かりますが、日本のブラックホークは、このスタブウィングがあって初めてUH-60JやUH-60JAになります。
もう一つの大きな特徴としてパイロット席の後ろ窓にあるバブルウィンドウです。
下の写真は当工房でUH-60をUH-60Jにカスタムしたスケールヘリコプターです。
UH-60とはエキゾースト部分も違います。
写真では燃料タンクの増槽は取り付けてません。
下の写真はUH-60 スケールボディを元にUH-60JとMH-60Kにカスタム制作したスケールヘリコプターです。
そして以前、Facebookで投稿した「陸上自衛隊UH-1J」も同じです。
陸上自衛隊の「UH-1J」は「UH-1D」や「UH-1N」ではありません。
UH-1D、UH-1Nとは別の機種です。
つまり、塗装を迷彩にしただけではUH-1Jになりません。
これは良く勘違いされている方が多いです。
分かりやすいように比較の写真を掲載します。
陸上自衛隊のUH-1JはBell205Bという機種になります。
富士重工業(現・SUBARU)と共同で行なわれ、モデル 205B-2と称されました。
富士重工業での生産分は、UH-1Jとして陸上自衛隊で制式化されてます。
外観的な部分だけで言えばBell205とBell212を合わせたようなスタイルになります。
比較が分かりやすいようにホワイト塗装の写真を使ってますがUH-1Jのみ右向きの為、左右反転してます。
こうして見ると一見、同じように見えるヘリコプターも実際は大きく違います。
陸上自衛隊 UH-1J
装備が多少違うとか形状が多少違うだけなら良いのですが、UH-60JもUH-1Jも他のヘリコプターとは全く違います。
その為、UH-60JやUH-1Jは塗装(迷彩や海洋迷彩)が違うだけと思っている方が多いです。
もちろん、陸上自衛隊や航空自衛隊の迷彩にするだけでも雰囲気は出ます。
ただ、それでも迷彩デザインの塗り分けパターンや色の再現には拘って制作します。
HAJIME-FACTORYの考えは「同じ制作するなら拘る」です。
つまり、同じ塗装をするならば出来るだけ実機に近い色合いやデザインを資料と睨めっこしながら再現していくという考えです。