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HAJIME-FACTORY 近況報告 2020-05-06 その1

こんにちは。HAJIME-FACTORYです。

先日、フェイスブックで少し書きましたが5月4日に、お一人の相談者とお一人のスケールビルダーが工房へ来られ賑やかな一日でした。

まず、一人目のお客さん(Mさん)は「シャトルプラス+2 EP FL2 70周年記念モデル」の調整依頼とフライト練習で来られました。

シャトルは新品を購入されご自身が製作されましたが浮き上がりに振動が激しく離陸できる状態では無いという事で相談に来られました。

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各部の確認をし実際に浮かせようとすると機体が暴れ離陸が不可能でした。
そこで予想される部分を色々と確認したのですが、これという原因が見つからず少し時間が掛かりました。
回転部分をほぼ全て確認したのですが問題ありませんでした。
ローターを交換し別のローターでテストしても症状は変わらず振動と言うより何かのバランスが悪く暴れる感じです。

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そして、最初に気になっていた部分・・・ローターグリップのベアリングを確認する事に・・・
スラストベアリングの一部が逆に取り付けられてました。

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ご本人は説明書を見ながら2,3回組み直しをされたようでベアリングの方向も間違いなく説明書通りに組み立てられたようなので定かではありませんが、グリップのベアリングを通常通りに取り付けると暴れる事無くホバリングしましたので多分、このベアリングだと思います。

ヘリコプターは、ちょっとした原因で振動が取れない事もあります。
ただ突き詰めれば必ず振動は取れます。
本当に「えっ!これで?」という事もあると思います。
他のメーカーのヘリの場合ベアリングが反対でも飛ぶヘリもありますし多少のガタでも問題無く飛ぶヘリもあります(^^;

その言った意味で言えばHIROBOのヘリは精度良く正確なパーツだという事です。
精度が良く良いヘリは正確に組み立てないと、そのヘリの性能を発揮出来ませんし振動や不具合の原因になります。

さすがメイドインジャパンです(^^)

無事、ホバリングも出来、昼食をご一緒してフライト練習の為に飛行場へ移動しました。

Mさんにとって初フライトのシャトルプラス+2 EP FL2です!

緊張の中での離陸です。

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少し風も強かったのと側に私が居るので尚更、緊張されてましたが問題無くホバリングです。

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そして、横ホバをしながら旋回をされてましたがいい感じで飛ばされてました。

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最後はホバリングで止める練習をしましたが、しっかり止めてました。

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MさんはHIROBOのSRB SGやJR FORZA450などを複数所有され飛ばされてます。
SRB SGは自由に上空を飛ばされますしFORZA450も同じく飛ばしますので初級者ではありません(^^)

この他のHIROBOのGigas 550Eも所有されてます。

そう!お気づきの方もいると思いますが、今回のシャトルのキャビンですがHIROBOのGigas 550です!

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ここで、Mさんの凄いのは、このGigas 550をシャトルに取り付ける為にパーツを自作されてました。良く考えられてます。

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アイデアも素晴らしい!

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尚且つ、調整工具も全て3Dプリンターで自作されてます。

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これが素晴らしい精度と完成度で驚きました。

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何百万もするような工業用や企業で使う3Dプリンターであれば綺麗に出力されると思いますが個人レベルのプリンターで、ここまで綺麗に出るとは思いませんでした。

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素晴らしい!

もちろん、3D CADが使えないとプリントすら出来ませんが(^^;

そして、なんと私たちの為に、フェイスシールドまで作られプレゼントして頂きました。

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実際に付けましたが良い感じ「ウィルス来い」という感じで最強になった気分です(^^)

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10時に来られ15時前に帰られたのですが話も盛り上がり大変、有意義な時間でした。

HAJIME-FACTORYのフルカスタムスケールヘリを目の前でご覧になり

「ため息しかでません」

と本当に感動されてました。

Bell212のホイストや制作工程の写真をご覧になられ

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「これは、もはや工業製品レベルの完成度ですよ」と

何と言うのか絶句された感じでした(笑)

このホイストの制作工程の一部はYouTubeにアップしてます(^^)


Mさんは、模型や工業製品にも詳しく、フルスクラッチ制作の事も良くご存じでReplica Custom Scale HeliのBell212を目の前で、ご覧になられて

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「これは、もはやお金を貰うから制作出来るレベルでは無いですね」

「見ているだけでゾッとします」

「仕事だから受けれるレベルでは無いですよ」

と、ご本人の経験やお仕事の中で感じられた素直な感想なのだと思います。

そう感じて頂いた事はHAJIME-FACTORYとしても素直に感謝です。

Mさんは単に模型好きというレベルでは無くお仕事柄様々な工業用模型や工業製品また精密模型などの知識や経験も豊富で良くご存じであるだけに、Mさんの言葉は重いです(^^)

大変、光栄な評価を頂きありがとうございます。

そこから話も様々な方向に話題が行きMさん何と英語も出来ます(笑)

お仕事柄、海外との取引も多く殆ど英語でのやり取りの為、通常の英語は問題無く出来るようでMさんから

「翻訳や通訳が必要であればいつでも言って下さい。」

「またCAD、英語業務、法律の知識、マネージメントなどなど、それぞれの道のエキスパートには及ばない部分もありますが普段の業務でこなすレベルであれば協力を惜しみません!」

と大変ありがたく心強いメッセージを頂きました。

もう鬼に金棒状態です(^^)

3DCADと言い英語といいHAJIME-FACTORYが苦手な分野を全て網羅してます(^^;

また、MさんはHAJIME-FACTORYを数年前からご存じで、ずっとファンとして当工房をFacebookやBLOGを常にウォッチして頂いたようです。

ラジコン技術2016年9月号も持参され大切に保存して頂いているようです。

折り目も無く綺麗な状態でした。
4年も前の雑誌なのに、ありがたいですね(^^)

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本当に嬉しいですね(^^)

Mさん!今回は様々なお話と助言またご協力のお話を頂き本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。

ヘリの事であればお任せください(^^)

ラジコン技術2016年9月号を大切に保存と言えば
この日、午後から来られたバルサ材の魔術師であるスケールビルダーの田中さんも制作中の新作を見せに来て頂きました。

田中さんの事は以前のBLOGでも紹介してますので下のリンクからご覧ください。

Mさんがラジコン技術2016年9月号も大切にされているという話を聞いた田中さんも

「私も大切に保存してますよ!永久保存版ですから」

と言って頂き何か凄く嬉しかったです(^^)

HAJIME-FACTORYは多くの熱烈なファンに囲まれて幸せですよね!

その田中さんが制作中の新作スケールヘリの話題はパート2で書いて行きます!

お楽しみに!
明日、明後日中にはBLOGを更新しますので、少しだけお待ちください。多分・・・

一枚だけ写真を掲載します。

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この写真を見て、どの機種(ヘリ)か分かる方もいると思います!

では、後程改めてお会いしましょう(^^)

今回のBLOGも最後までご覧いただきありがとうございます。

尚、掲載している写真も含め全てMさんから承諾を頂いています。



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