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スケールヘリコプターエンジン機を電動機に改造する

こんにちは。HAJIME-FACTORYです。

今回のBLOGはスケールヘリコプターのエンジン機を電動機に改造の話です。
またまた長いBLOG記事となりましたのでお時間のある時に最後まで読んで下さい(^^)

さて、なぜ、このタイトルでBLOGを書いているのかと言うと最近、特にエンジン機→電動機への依頼や問い合わせが増えているという事も、その一つですが一番はエンジン機から電動機に改造する事による魅力も知って頂きたいと思いBLOGを書いてます。

最近のスケールヘリコプターは殆ど電動です。

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スケールヘリコプターの老舗でもあるVario社でもメカフレーム部分(メカニックス)は電動用が増えてます。
もちろん、Varioと言えばジェットタービンが主力ですが以前はタービン機以外にエンジン機もラインナップにありました。

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その為、Varioのスケールヘリコプターを以前から所有されている方はタービンかエンジンになります。
しかし、最近は電動仕様のメカフレーム(メカニックス)も増えて来てます。

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そして、最近のスケールヘリコプターはタービン機は別として電動が主流になりスケールヘリコプターの殆どは電動機です。

であればエンジン機→電動機に改造する人っているの?
スケールヘリコプターは昔からあります。
それこそ50年以上前からスケールヘリコプターを所有されている方もいます。
という事は当時の殆どはエンジン ヘリコプターです!

写真はラジコン技術の記事の一部です。
ここの掲載されているスケールヘリは全てエンジンです。

ラジコン技術-ヴィンテージ

その昔から所有しているスケールヘリコプターを電動化にして現代のメカやパーツで復活してやりたいという依頼者や電動化にして飛ばしたいという依頼者も増えて来てます。

では、エンジン機→電動機に改造される依頼者の声を集約すると

1、汚れが少ない
エンジン仕様のスケールヘリコプターは機体だけのヘリに比べ掃除が面倒です。
スケールボディの中にエンジン機が入り排気パイプはボディに穴を開け外に出すのですが飛ばしていると、その排出した燃料がボディに付き汚れます。
グロー燃料とガソリン燃料では汚れも違います。
ラジコンヘリコプターの多くはグロー燃料です。グロー燃料はメタノールとニトロメタンの混合物ですがオイルも混ざってます。

グロー燃料について詳しくない方はOSのホームページに詳しく記載されてますので以下のリンクをクリック頂きご覧ください。

2、振動が少ない
エンジン機の場合、エンジンからの振動が機体に伝わり振動が出やすい。
その反面、電動の場合はモーターで駆動しますのでエンジン機に比べ振動が少ない。
振動が少ないという事はスケールヘリコプター全体の痛みも減る。
もちろん、エンジン機であれ電動機であれ機体の製作精度や調整またローターヘッド精度など機体に問題があれば振動では出ます。

3、音が静か
エンジン機に比べ電動機はモーターとギヤとローターの音だけなのでエンジン機に比べ音が静かです。振動が少なく音も静かなので実機感も増します。
もちろん、エンジン音が好きな人も少なくは無いので、ここは、それぞれの好みだとは思います。

4、煙が出ない
エンジン機で特にグローエンジンの場合は排気の煙が多く特にホバリング時には煙が目立ちます。
電動機はもちろん一切、煙が出ないのでスケール感が増すという人も少なくないです。
この煙についても好みがあります。
グローの匂いが好きなのでエンジン機のスケールヘリが好きという人も沢山いるとは思います。

5、エンジン機のクラッチを使った電動に魅力がある。
クラッチ仕様の電動スケールヘリコプターは、ダイレクトとは違い実機感のあるスタートが魅力なのと、フライト感触がダイレクトとは違う感触の飛びに魅力があるという依頼者の声も多いです。
この部分は動画でご覧ください。





6、エンジン機を飛ばす場所が無くなった。
この声も最近増えているように思います。航空法の改正に伴い飛ばす場所が減ったと言うだけでなく航空法で禁止されていない場所であってもエンジン機の音と煙で飛ばし難くなったという声もあります。

大まかに集約すると以上の6項目が電動に改造希望をされる依頼者の声です。
エンジン機にはエンジン機の良さもありますので、あくまで電動に改造される依頼者の声を集約してますのでエンジン機の良さの説明は、今回は省きます。

現在、制作中のHIROBO BIG LAMAの依頼者も同じような意見です。

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このBIG LAMAの依頼者は一部のエンジンパーツが壊れた事で、この際、電動機に改造したいというご依頼でした。

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このBIG LAMAは約25年前にHIROBOから発売されたスーパースケ―ルになります。
現在は製造中止で発売されてません。



このBIG LAMAのようにヴィンテージの分類に入るスケールヘリを大切に長く所有していこうとすると、電動に改造された方がベストです。
また、メカ類も最新の3軸ジャイロなどを搭載し飛ばしやすさや安定性など「飛ばしたい」スケールヘリコプターとして相談も増えてます。



現在、制作しているBIG LAMAだけでなくVario社のUH-1Dも元々はエンジン用のフレームでした。

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そして、HIROBOのEC120B ColibriもHIROBOのS60-Ⅱエンジン用フレームから電動化してます。

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エンジン機にはエンジン機の良さがあり電動機には電動機の良さがあります。
ただヴィンテージ スケールヘリコプターやVario社のエンジン スケールヘリコプターに関して言えばエンジン機から電動機に改造希望の依頼者も確実に増えてます。

このHIROBOのBIG SCALE BELL430もエンジン機→電動機に改造しメカも全て変更そしてボディ全体もカスタム制作していく予定です。

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では、エンジン機→電動機に改造する為の電動キットはあるのか?

このテーマについては次回のBLOG「スケールヘリコプターエンジン機を電動機に改造するPart2」に続きます!


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