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スケールビルダーの田中さんが作るフルスクラッチのスケールボディと地獄の制作

本日、バルサワークの達人ことスケールビルダーの田中さんが年末の挨拶も兼ねて制作中の新作を持って工房に来られました。

スケールビルダーの田中さんについてはBLOGでも何度か登場してますので、もし、まだご覧になられていない方は是非、読んでみてください。
バルサワークの達人の意味が分かります(^^)


そのバルサワークの達人である田中さんの新作はグラスファイバーで制作するBELL412です。
グラスファイバーのスケールボディを一から作ってます!
完全なフルスクラッチ制作です。
バルサ材加工の達人である田中さんとして初のグラスファイバーを使ったスケールヘリコプターです!
そのBELL412を一から制作する切っ掛けとなったのが、チーフが制作したカーボンウルフを見てです。
その経緯は長くなりますので割愛します(^^;

持参されたフルスクラッチのBELL412の製作段階の写真を何枚か掲載します。

TANAKA-BELL412-P-1.jpgTANAKA-BELL412-P-2.jpgTANAKA-BELL412-P-3.jpg

写真では全く伝わらないと思いますが、グラスファイバー加工が初めての田中さんが、このBELL412を、ここまで制作するのに想像を遥かに超える苦労がありました。

田中さんが本日、持参された現段階の状態が、こんな感じです。

いや~素晴らしいです!!
形状、バランス、均等性、各部の処理~ディテール全てにおいて完成度が非常に高い!


TANAKA BELL412-023_R


初めてグラスボディを制作されたとは思えないほどの完成度です。
さすが、バルサワークの達人である田中さんです!
非常に優れたスケールビルダーです!

TANAKA BELL412-024_R


どこから見てもバランスが素晴らしい!
そして、BELL412の形状を忠実に再現出来てます!
グラスボディ製造会社が製造するプロに匹敵するボディです!!

良く実機メーカーのロビーや実機ヘリコプターの展示会等に展示されている新機種の一点物の数百万する模型に匹敵するレベルです!
もちろん、完成してませんが、この段階で分かります!

TANAKA BELL412-025_R


そして、田中さんが、この作品を目の前で言っていた言葉を文字起こしすると・・・

「これは、あかん!楽しくない!ここまで持ってくるのに」(製作するのに)
「これはHさん、地獄みたわ」
「作ってる段階で闘いやわ!ほんまにイライラして頭の先がブチ切れそうやったわ」
「もう泣きそうやった」
「手がね・・・もう一人いるわ!一人では無理や!」
「ほんま・・・グラス制作は・・・ほんま、しんどいわ・・・何回も泣きそうになった」
「苦労した話しを聞いてもらわないと・・・」
「夢にまで出て来た、毎日、毎日ずっと均してる夢・・・」

と、田中さんの言葉ですが、文字で書くと伝わらない部分も多いと思いますが、本当に地獄だったんだと伝わって来ます。

田中さんが何度も言っていた言葉は「地獄みたわ」

この言葉につきます。

そして、

「グラスボディやグラス加工の大変さが身に染みて分かったわ」
「山田さん・・・よーやっとるわ・・・ほんま・・・地獄やで!」
「一点物のグラスボディや改造は・・・ほんま・・・地獄やで!」
「このボディも四角と思ってら丸みの部分が多いわ・・・これが、また地獄」


そうなんです。

ワンオフつまり一点物のグラスボディやグラスボディを改造(カスタム)すると言うのは想像を超えるほど大変な作業なんです。
しかも、形を作る以上に時間が掛かるのは田中さんも言われていたように均す事なんです。
つまり、形状を作る作業や下地処理です。

前々回のBLOGでも投稿した【フルスクラッチ (full scratch)スクラッチビルド (scratch building) とは!(再掲載版)】を読まれた皆さんから様々なコメントを頂きまたが、実はフルスクラッチパーツを形にするよりも時間と忍耐がいるのが、形状を作る作業や下地処理です。

いわゆる完成したスケールヘリだけみても分からない制作のひとつです!

HAJIME-FACTORYが制作するフルカスタムスケールヘリコプターにしてもレプリカカスタムにしても、装備やパーツを作ったとしてもボディの改造や加工などのカスタム制作が出来ていないとHAJIME-FACTORYのスケールヘリコプターは完成しません。
フルスクラッチのパーツとスケールヘリコプターの胴体の制作が合わさって初めて完成します。

そのスケールヘリコプター胴体の改造や加工や下地処理がカスタムスケールヘリコプターにとって最も時間と忍耐がいる制作かもしれません。

設計図などの図面も無くフルスクラッチで装備やコックピットやパーツ類を制作するには「感性」と「技術」と「能力」だと思いますが、カスタム スケールヘリコプター(塗装のみも含めて)を完成させるには、これに加え「忍耐と根気」が必要です。

田中さんは工房内で制作中のスケールヘリコプターを見るたびに「ため息」をついて出る言葉は「ようやるわ」ですが、今回のグラス加工をした事により更に「ようやるわ」の言葉に実感がありました(笑)

先日も応援団の方と電話で話しをしていてスケールヘリコプター胴体の修正や加工や改造などボディの下地を仕上げるという話題が出ましたが近々、その話題に出た内容も含めてBLOGを書きたいと思います。

カスタムスケールヘリコプターの完成度を左右する部分が、表面で見えるカスタムでは無く実はボディ完成前のボディ改造(カスタム)に伴う下地仕上げや均しにあるという事をお伝えしたいと思います(^^)


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